カフェエカーネではお客様がお帰りになる時、「ありがとうございます!」とお声がけします。
時々というか、かなりの頻度で最近、お店を出る時、「ありがとうございました!」というところが多いので驚いてしまいます。お店をやってる方にとっては常識だと思っていたのですが、ちょっと信じられません。
こんなことを書くと「?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、江戸の商人は「ありがとうございました」では縁が切れるから「ありがとうございます」や「ありがとう存じます」というのが正しいと教わってきました。一つのゲン担ぎでもあるんですが、お客様に対する姿勢でもあると思うんです。
商人の町、大阪では、勘定をすませたお客さんを見送るときに、「おおきに」が日常的に使われます。「おおきに、またのおいでを…」といった使い方がスタンダードです。感謝の気持ちとつながりを大事にする気持ちがあふれています。
お客さまは些細なことと気にはされていないかもしれませんが、気になっちゃいます。このごろすごく。